「コロナショック」による株価の急落以降、相場は上昇と下落を繰り返すような展開が続いている。そうした株価の上下動に一喜一憂しないためには、どのような投資法を心がければよいだろうか。
そのひとつが「株主優待」投資だ。株主優待とは、企業が株主に向けて自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る任意の制度のこと。外食産業ならお食事券、食品メーカーなら詰め合わせセットなどがあり、その他、クオカードや株主優待専用の共通ギフトサービスのポイントなどを優待品としているケースもある。
優待を受け取るためには、各銘柄ごとに設定されている権利確定月にその銘柄を保有しておく必要がある。300以上の優待銘柄を持つ主婦ブロガーのようこりんさんが解説する。
「株を一定期間保有し、配当や優待がきちんと出ていれば、株価が多少落ちても元は取れます」
株主優待は保有期間や保有株数などでもらえる優待品にも差が出るが、100株や1000株ずつなど最低単元数で所有することが最も「お得」になることが多い。そのため、家族全員で最低単位ずつ持つスタイルも選択肢のひとつだという。
「実は最近、配当と利益で家を購入したんです。家具をそろえているところなんですが、急ぎではないので、優待で少しずつそろえています」(ようこりんさん)
塵も積もれば山となる。ようこりんさん注目の優待銘柄は、別掲の表にまとめた。投資で家を買う、とまではいかなくとも、生活に潤いを与えてくれる優待は少なくないだろう。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号