在宅勤務でワイシャツを着なくなった
30代の女性会社員・Bさんは、昨年までは仕事用のブラウスをクリーニングに出すことが多かったが、今年は在宅勤務の影響からほとんど出さなくなったという。
「今年は外出をあまりしなかったせいで、春物のコートやスーツ、長袖ブラウスもあまり着ませんでした。いつの間にか季節が夏になっていた感じで……。
これまで仕事用のブラウスはちょっといいものを購入し、クリーニングに出していました。でも在宅勤務ではブラウスをほぼ着なくなり、毎日Tシャツでした。最近、出社は解禁されましたが、この猛暑なので、ブラウスもファストファッションのものにして、家でざぶざぶ洗えた方がいいのでは、と思い始めました」（Bさん）
30代の男性会社員・Cさんも、出勤時はスーツ着用だったが在宅勤務で私服に変わった。クリーニング代が節約できたと実感する。
「スーツは嫌いではなかったのですが、クリーニング店に持ち込むのが面倒なうえ、回収するのも面倒。宅配や取りに来てくれるサービスもありますが、割高になることを考えると、使いづらい。結局クリーニング店に預けっぱなしのまま、新しいワイシャツをどんどん買ってしまう悪癖があって、結局、数十枚のワイシャツを持っていると思います。
それが在宅勤務期間中の私服勤務で、ワイシャツにまつわるさまざまなストレスが激減しました。クリーニング代はもちろんワイシャツ代も節約できそうです」（Cさん）
Cさんが勤務する会社では、在宅勤務と出社が半々のスタイルになったが、今夏はスーツ着用義務がなくなり、オフィスカジュアルも解禁された。
「ポロシャツもOKで、夏場がとても快適になりました。一度この快適さを知ると、スーツもワイシャツももう着たくないですね。コロナのおかげというのが皮肉ですが……」（Cさん）
