コロナ禍でソーシャルディスタンスをとることが日常となった今となっては、かつての行列や混雑が懐かしく思えてくる人もいるかもしれない。これまで私たちは何に並んできたのか? 過去、発売時に大行列を生み出した主なヒット商品を振り返ってみた。
iPhone
日本でのiPhoneは、2008年にソフトバンクから発売された「3G」が第1号。発売当日は、ソフトバンク表参道で1500人超の行列ができ、そのほかの量販店でも買い求める人であふれた。日本のiPhone人気は、世界と比べても高く、新機種発売日に前夜から並んで待つ人の姿が恒例となっている。ちなみに、今年は最新機種のiPhone 12が発売予定だ。
たまごっち
1996年に登場した育成ゲーム『たまごっち』。発売の翌年に社会現象になるほどのヒット商品となり、店の前には買い求める人が2000人以上も並んだという。その後、海外でもブームになり、約2年の間に全世界で4000万個が販売された。
ドラクエ
家庭用ゲーム機初のRPGとして、1986年に登場した『ドラゴンクエスト』。その後、ドラクエIII・IVが話題となり、発売日には徹夜組を含む5000人~1万人が長い列を作った。いまでは80を超えるタイトルがあり、出荷・配信数合わせて8000万本以上を達成。
村上春樹の本
新作を出すたびに話題を呼ぶ村上春樹。特に、2009年発売の『1Q84』は、注目されすぎて一時品薄状態に。2017年の『騎士団長殺し』の発売日には午前0時からカウントダウンイベントがあり、約100人が並んだ。
※女性セブン2020年9月3日号