話題の店や目的の品を求めワクワクしながら並ぶ人から、必要に迫られ渋々並ぶ人、なくては困る日用品争奪でイライラしながら並ぶ人まで、現代人は行列と無縁ではいられない。戦後、私たちは何に並んできたのか? その心理やドラマに注目し、ブームを振り返ってみた。
パンダブーム
1972年、日中国交回復を記念して、カンカンとランランが初来日。以来、ホァンホァン、フェイフェイ、リーリー、シンシン、そして2017年に生まれたシャンシャンなど、何度も起こるパンダブームには必ず行列が。
1972年の上野動物園では、3時間並んで見られるのはわずか30秒。すさまじい混雑ぶりだった。
美術展ブーム
世界展覧会観客動員数で常に上位に入っている日本。1965年に計295万人を記録した「ツタンカーメン展」をはじめ、ダ・ヴィンチ展、フェルメール展、阿修羅展など、これまで数々の美術展ブームを生んできた。
1974年に東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」には、150万人余が訪れ、行列に。
東京ディズニーリゾート
TDLのオープンは、1983年4月15日。その約1か月後には100万人、1年後には1000万人の来場者数を達成。その後、2001年9月には『東京ディズニーシー』が誕生して、日本最大のテーマパークに。
『東京ディズニーランド(TDL)』やラーメン、スキーなどの行列を独自に調査してきたコラムニストの堀井憲一郎さんによると、いちばん長い待ち時間は『トイ・ストーリー・マニア!』(東京ディズニーシー)で500分。