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身近に広がる「フェイクミート」、気になる健康への影響は?

大豆ミートのカロリーや脂質などを鶏もも肉と比較

大豆ミートのカロリーや脂質などを鶏もも肉と比較

大豆ミートは生活習慣病予防にも

 現在、スーパーやネットで手に入りやすいのは、主に大豆を使ったフェイクミートで、その健康効果には、内科医でちくさ病院の近藤千種医師も太鼓判を押す。

「大豆ミートであれば、低カロリー、低脂質という魅力があります」

 たとえば、大豆ミートの老舗メーカー、かるなぁが発売する「大豆まるごとミート」はから揚げなどに適したサイズで、カロリーと脂質は鶏もも肉と比べて約半分だという(※表を参照。それぞれ100gあたりの数値。大豆ミートは湯戻し後の数値。かるなぁのホームページより)。こうしたフェイクミートを使うことで、いつものメニューや味つけのまま、健康的な食事に変えることができる。

 さらに、大豆は体内で必要な9つのアミノ酸をバランスよく含んでいる良質なたんぱく質であり、食物繊維もキャベツのおよそ3倍含んでいる優れた食品といえるそうだ。

「また、大豆製品には中性脂肪を下げる働きがあり、脂肪肝などを改善する効果があるといわれています。加えて、大豆ミートは食用肉とほぼ同等のたんぱく質を含む高たんぱく食品なので、脂肪を増やさず筋肉を増やす効果も期待できます。これらの点から、生活習慣病の予防にも役立つことでしょう」(前出・近藤さん)

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