住まい・不動産

コロナ禍で住みたい街1位「本厚木」の魅力を検証 勢いは海老名に軍配か

 近隣にはゴルフ場がたくさんあり、丹沢方面の登山やハイキングもすぐの距離。市内には温泉もありますし、相模川では鮎釣りや花火大会が楽しめます。都心と反対方向に向かえば、ロマンスカーで箱根(湯本)まで50分弱。車を使えば湘南の海岸へも30分程度です。

 駅周辺も賑わっています。駅ビルの「ミロード」、イオン、パルコの跡地の「アミューあつぎ」など、複数の大型商業施設があり、商店街には飲食店、美容院、ドラッグストアなどが軒を連ねていて、厚木市民のみならず、近隣から人が集まる場所となっています。

 ただ、実際に訪れてみると、今ひとつ物足りない雰囲気を感じる人もいるかもしれません。というのも小田急は近年、2駅隣りの海老名駅の開発に注力しており、勢いがあるのは明らかに海老名。本厚木も南口で再開発計画が進行中ですが、駅周辺の開発はひと通り終わっていて、町中には寂れた建物も見られます。

 その分、と言ってしまいますが、家賃相場は海老名より安く、ワンルーム・1K・1DKの家賃相場は、海老名の7.08万円に対し、本厚木は6.13万円(ライフルホームズ調べ。9月24日時点)。2LDKが9.98万円、3LDKが10.67万円ですから、ファミリーにもピッタリです。これだけ遊び場所があり、買い物や飲食も楽しめ、通勤も十分に可能な場所はなかなか稀有。テレワークが可能で、休みの日は外に出て積極的に遊びたいという人には、うってつけの街と言えるでしょう。

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