住まい・不動産

家賃も安くてアクセス抜群の「町屋」、なぜ「住みたい街」圏外なのか?

 ただ、触れざるを得ない、気になるポイントがあります。それは災害リスクが高いと指摘されている点です。都が発表している「地震に関する地域危険度測定調査」で、限りなく都内ワーストに近いのが町屋近辺。町屋2丁目、3丁目、4丁目は総合危険度が5段階の「5」で、町屋4丁目はワースト1位です。同調査は、「建物崩壊危険度」「火災危険度」「災害時活動困難度」に分かれていますが、いずれも危険度が高い地域が多くなっています。

 しかも、街の北側には隅田川と荒川があり、水害のハザードマップにも引っ掛かっています。荒川区の水害ハザードマップを見ると、町屋一帯は上から2番目の危険度のゾーンがほとんど。住む前には絶対にチェックしておくべきでしょう。

 そういった面は気になるところですが、都心へのアクセスの良さ、住みやすさ、物価の安さはいずれも折り紙付き。事前にリスクを承知していれば、災害時の対処も早くなるでしょう。享受できるメリットが大きいだけに、リスクを踏まえて検討したい街のひとつではないでしょうか。

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