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家計節約の秘訣は「支出を脳に焼き付ける」 PC家計簿に落とし穴も

家計管理のプロ・細野正宏さんが節約の秘訣を紹介

家計管理のプロ・細野正宏さんが節約の秘訣を紹介

 2021年こそは、もっとお金を貯めたいと思っている人も多いはず。家計を守るためには、家計簿をつけ収支をしっかり把握することも重要だ。そこで、11年連続完売を記録している『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2021』の読者の声を著者である細野正宏さんがチェックし、学ぶべき家計簿活用法をピックアップ。家計管理成功の秘訣を紹介する。

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成功の秘訣「自分のお金の感覚を疑う」

 まず「お金が貯まらない」と嘆いている人は、基本的に自分がどれだけお金を使っているのか、を把握できていない人が圧倒的に多いのが特徴です。Iさん(55才・女性)の場合は、

「そもそも自分がどれだけお金を使っているのかを知ろうと思って『家計ノート』に書いてみました。自分の感覚では1万円くらいだったのに、実際には3万円も使っていたことに驚愕しました」(Iさん・以下同)

 これは、サイフの中に入っているはずのお金がなぜか消えていた、という誰もが日常的に身に覚えのある話ですが、それを繰り返していては変われません。そこで、Iさんは次のように気付きました。

「自分のお金の感覚を疑わないことに問題があったから、まずは1か月のお金の見直しを徹底的にやってみたんです。具体的には普段の生活における1万円というお金の感覚値を把握するために、1万円の予算から使うお金を引いていったんです。これをピリピリしてやっていたから、意識がすごく変わっていきました。今は体調を崩して休職中で、お金は出ていく一方。この習慣から大幅に無駄が減っていき、月に平均的に5000円は貯まるようになりました」

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