なお、所持が禁じられている、例えば銃刀や麻薬の類は、それと知って持つことだけで犯罪になりますから、受け取れば直ちに警察に届け出なければなりません。偽ブランド品なども転売等の目的で所持すると犯罪になるので、疑いをかけられないためにも警察に相談するのがよいでしょう。
先頃、外国から心当たりのない植物の種が頻繁に郵送されて話題になりましたが、この場合は植物防疫法により、その郵便物を添えて、遅滞なく、植物防疫所に届け出て、検査を受ける義務があるとされています。どれもこれも面倒なことです。不審な郵便物は開封しないで受け取りを拒否することで対応できます。
【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。射手座・B型。
※女性セブン2020年1月7・14日号