「感染対策の観点からも、得体のしれない手作りのものは避けたほうがいいと思うんですよね……」(Bさん)
男性社員側にも「今は義理チョコ文化を見直す良い機会」だと思っている人は少なくないようだ。人材紹介会社で働く40代男性・Cさんは、毎年のように義理チョコをもらう。しかし、今年は妻からもらわないよう釘をさされたという。どういうことなのか。
「毎年、妻が職場のバレンタインのお返しを用意してくれていたのですが、今年は強めのクレームが来ています。『お返しを用意するのが面倒くさい』と。ホワイトデーのお返しを買うためだけにデパ地下に行くのは不要不急だし、ネットで買うにしても選ぶのが面倒、といった理屈でした。
僕はお返しを妻任せにしていたことを反省しましたし、同僚にも『毎年のお返しが憂鬱だった』という人はいます。義理チョコは、もうこのままスルーでいい。バレンタインは本当に好きな人にあげる、あるいは自分のために買う、というものでいいのではないでしょうか」(Cさん)
新しい生活様式が浸透するなかで、職場の義理チョコ文化も変化していくのかもしれない。