年明けから日経平均株価は底堅い値動きが続いている。2月は株主優待を実施する企業が比較的多いうえ、決算最盛期となる翌3月に向けて投資家の関心も高まってくる季節だ。本記事では、30万円程度の資金で投資できる2月の注目の優待銘柄を紹介する。2021年2月の株主優待を得るには、2月24日(水)までに株を購入しておく必要がある(株価や投資額はいずれも2月中旬時点)。
アズ企画設計(3490)
中古不動産のリノベーション販売を手がけるアズ企画設計(3490)は、株主優待専用の共通ギフトサービスである「プレミアム優待倶楽部」のポイントの優待を実施している。グルメや電化製品、旅行など交換できる商品は幅広い。1回のみではあるが、翌年にポイントを繰り越すことができるので、高額商品も狙いやすそうだ。
【優待内容】プレミアム優待倶楽部のポイント……100株以上200株未満:2000円相当 200株以上300株未満:3000円相当 300株以上500株未満:5000円相当 500株以上700株未満:1万円相当 700株以上800株未満:1万2000円相当 800株以上1000株未満:1万5000円相当 1000株以上:2万円相当(権利確定日:2月末、年1回、1年以上の継続保有でポイントが10%追加)
コメダホールディングス(3543)
コメダ珈琲店を展開するコメダホールディングス(3543)は、自社店舗で使える独自の電子マネー「KOMECA」の優待を2月と8月の年2回実施している。株主になるとKOMECAカードが送付され、保有を続けていれば以後は6月と12月に自動的にチャージされていくしくみだ。それに加えて、株主総会の議決権を行使した株主にはさらに500円がチャージされる「隠れ優待」や長期保有特典もある。
【優待内容】自社店舗で使える電子マネー……100株以上:1000円分(8月末、2月末、年2回、2月のみ3年以上継続保有で1000円分追加)
ビックカメラ(3048)
おなじみの家電量販店ビックカメラ(3048)は、自社店舗で使える買い物券の優待を実施している。12万円程度の投資額でもらえる買い物券は2000円分。傘下のコジマなどの店舗でも使えるほか、優待券を郵送すればオンラインサイトの「ビックカメラ.com」でも利用できる。優待は年2回あり、長期保有で割引券が追加されるので、家族で保有するファンも多い定番の人気銘柄だ。
【優待内容】自社店舗で使える商品券……100株以上500株未満:2000円分(8月は1000円) 500株以上1000株未満:3000円分(8月は2000円) 1000株以上1万株未満:5000円分 1万株以上:2万5000円分(長期保有特典あり、2月末、8月末、年2回)