電子レンジでパッケージに表記された時間(500Wで90秒)温めてみた。焼き餅は、力を入れなくても箸で一口サイズに分けられるくらいの柔らかさ。箸で持って10秒もすると、焼き餅がとろ~んと伸びてくる。
「フタを開いた瞬間にほのかに香る焼き餅の香ばしさと、ふわっと鼻先をくすぐるあずきの甘い香りに癒やされます。餅はしっかりとコシが残っていて、餅本来の食感を楽しめました。おしるこ部分は、焼き餅にしっかりと絡むほどよいとろみです。粒あんならではの小豆のほっくりとした食感も残っていて、甘みはしっかりあるものの小豆本来の素材の香りもしっかりと感じられます」(記者H)
本格的なおしるこがレンジで加熱するだけで簡単に熱々のまま食べられるのだから、人気で売り切れることがあるのも納得できる。ここにちょい足しして味わいたい候補食材は、今が旬のいちごなどはどうだろうか。おしるこを加熱した後にいちごをのせて、“冷やアツ”感覚を楽しむのもありかもしれない。
井村屋の『濃厚ぜんざい 』は小豆を贅沢に使用
お次はあずきバーでお馴染みの井村屋が販売している『濃厚ぜんざい』だ。井村屋からは電子レンジ対応のカップぜんざいもあるが、こちらは北海道十勝産契約農家栽培小豆を使用し、より濃厚な味わいとなっている。袋のままお湯で温めて食べるストレートタイプで、希望小売価格は1袋205円、カロリーは270kcal。
熱湯で約5分湯煎し、袋をあける前に2~3回振って中身を混ぜ、器に入れたら完成だ。こだわりの小豆や、まろやかな甘みと旨みが特徴の沖縄県久米島『球美の塩』を使用したぜんざいは、封を開けてお椀に注ぐと、ほのかな甘い香りが漂う。
「ひと口目からしっとりとした甘さが口に広がり、スプーンですくって驚くのは、なんといっても小豆の多さです。深みのある甘さと小豆のつぶつぶが絶妙にマッチして、あっという間に食べてしまいました。お手軽なのに本格派のおいしさです」(記者H)