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サウナ人気沸騰の陰に男女格差 「女湯だけ水風呂がない」と不満の声も

女性のサウナファンも増加中(イメージ)

女性のサウナファンも増加中(イメージ)

 近頃、ブームとなっているサウナ。サウナを題材としたマンガやドラマの人気も影響し、高温のサウナで汗を流し、さらには水風呂に入って“ととのえる”のを楽しみにするサウナファンが増加している。最近では“密”にならない個室サウナも登場。サウナの楽しみ方も多様化している。

 一方で、女性のサウナファンからは不満の声も聞こえてくる。大のサウナファンだという出版業界で働く40代の女性・Aさんはこう話す。

「私は取材で地方によく行くのですが、現地で宿泊する時には、なるべく大浴場があるホテルに泊まりたい。でも、大浴場の男湯にサウナが付いていても、女湯にサウナがないことが多いんです。女湯にあったとしても、普通のドライサウナではなくスチームサウナのところも多い。元々サウナは男性専用のところが多かったし、サウナブームはここ数年のことなので仕方ないのかもしれないけど、それでも女性のサウナファンからすると、ちょっと残念です」(Aさん)

 スチームサウナは、室内に蒸気を充満させるタイプのサウナで、その温度は40~60℃くらい。一方のドライサウナは、いわゆる普通のサウナで温度は80~90℃くらいだ。

「少し前に岩盤浴が流行ったので、女湯だけに岩盤浴があるというホテルもあります。でも最近は、ドライサウナが好きな女性も増えている印象があります。少なくとも私の周りのサウナファンは、ドライサウナ派ばかりです」(Aさん)

「なんで水風呂がないの!」

 女湯にだけ「水風呂」がないというパターンもあるようだ。30代の女性会社員・Bさんが言う。

「先日、夫と旅行に行った時に泊まったホテルの大浴場にサウナがあったので、喜んで入ったら、水風呂がなかったんです。サウナの醍醐味は、熱い中で汗をかくことよりも、その後に水風呂に入って“ととのえる”ことなのに、“なんで水風呂がないの!”って。サウナファンにしてみれば、ドライサウナと水風呂はセットですから。あとで夫に聞いたら、男湯には水風呂があったみたいで、納得がいきませんでした(笑)」(Bさん)

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