障害発生の翌日、藤原弘治・頭取らが謝罪会見し、定期預金に関わるデータ移行作業とその他の月末取引分の処理が重なり、システムの一部に負荷が生じたと説明した。
改めて、同行に説明を求めると、「事前にテストし、システム負荷影響を確認していたが、想定以上の負荷が発生したことが原因と考えております。深くお詫び申し上げます」(コーポレート・コミュニケーション部)と回答。現場に行員がいなかったことはこう説明する。
「休日でもあり、コールセンターの人員が手薄で、お客様からの電話に十分に対応することができなかった結果、全体把握に時間を要してしまったものと認識しています。2月28日14時にコールセンターの増員を開始し、14時30分には全営業店の職員に出勤・お客さま対応の指示を出すとともに、警備会社にも対応人員の増強を指示したものの、その時間が結果として遅かったものと認識しています」(同前)
※週刊ポスト2021年3月19・26日号