「ずっと思っていたんですが、飲食店の時短要請はあまり意味がないと思います。時間よりも入店する人数を制限すればいいのに。一律4万円の協力金というのも、飲食店の大小で不公平だし、他業界でも苦しんでいる人もいるわけですし……。解除後ももう一度宣言、という繰り返しになる気がします」(Bさん)
都内の大学に通う20代の男子学生・Cさんは、感染拡大すれば「どうせ若者のせいにされるんでしょ」と悲観的だ。
「若者が出歩くから感染が拡大する、とよくニュースで取り上げられています。でも、働くために外に出ている人もいるわけだし、そもそも渋谷や新宿といった繁華街に若者が多いのは当たり前の話じゃないですか。
よく、メディアが若者にマイクを向けて、『もう自粛に疲れました』みたいなコメントを取っていますが、そりゃ外にいる若者にピンポイントで聞いたら、そうなるでしょ。昼間、カラオケスナックに溜まっている高齢者なんかにコメントをとって欲しいですよ。
協力金も不公平感をあおりますよね。僕はバイトもなくなり、旅行にも行けず、サークル活動もままならなかった。学業だって、ちゃんとできたとは言い切れません。それで感染拡大すれば若者のせい、とひとくくりにされる。なんかもう、いろいろとバカバカしいです」(Cさん)
花見シーズン真っ盛りの時期に宣言解除とあって、人出が増えることは容易に想像できる。ワクチンの普及で新規感染者数は減っていくのか、それとも「第4波」が到来するのか──。