あら、これ、飲食店で飲む生ビールにけっこう近いじゃないですか! 飲む前は、缶の蓋をパッカーンと開けるとなると、「口を切ってしまうのでは……」と心配したのですが、まったくそんなことはなかったです。飲み口と蓋部分には6mmほどの段差があり、安心して飲むことができました。
缶ビールを飲んでいて初体験だったのが、「中を覗きたくなる」という点です。見る度に泡が表面を覆っていて、「よしよし、泡と液体の絶妙ないいバランスをキミは保っているんだね」とビールに対して愛情を持ってしまうではありませんか。飲む時は泡と液体、両方がキチンと口の中に入ってくる。
泡はビールを飲み進めても常に上部にあります。これはありがたい。さらに、生ビールを注ぐのが上手な店員とゴクゴクと飲むビール好きがコラボした時に誕生する「天使のリング」も缶の中で発生しています。ジョッキビールを飲み進めていくうちに、ジョッキの中に泡が年輪のように付着して残る、あれです。これには驚きました。缶ビールなのにすげーな、と。