アジア各国の唐揚げに魅了
都内の大学に通う20代の女子大学生・Cさんは、日本の唐揚げだけでなく、アジアの唐揚げに夢中だ。台湾のザージーパイ、韓国のヤンニョムチキン、タイのガイトートなどをテイクアウトするのが楽しみだという。
「唐揚げは食事と言うよりおやつ感覚。テイクアウトして家で食べてもいいし、その場で食べられるのもいいですね。外食せずとも、ちょっとしたアジア気分を楽しみたいという気持ちもあります。最近は大きいことで知られる台湾のザージーパイにハマっています。友人と行ったら、必ず顔の大きさと比較した写真を撮ります。インスタでも“映え”ますしね」(Cさん)
20代の男性美容師・Dさんは、通勤途中にある話題の唐揚げ店に、後輩の女性美容師たちと行ってきたばかりだ。
「女性だらけという噂で、ちょっとひよりかけましたが、興味本位で付いていきました。サクサクで、後からかけられるスパイスもあって、美味しかったです。『商店街でコロッケを買う感じ?』と言ったら、ブーイングを受けましたが(笑)。
ちなみに一緒に行った後輩たちは、『唐揚げを食べたら次は甘いものが食べたい』と言って、ソフトクリームを食べていました。唐揚げの後のスイーツは格別なんだそうです。美味しいし、さらにアジア系の食べ物って、女性が好きなイメージがあるので、人気の理由もわかります。見た目のインパクトもあって、思わず写真を撮りたくなるというのも魅力なんだと思いました」(Dさん)
安い、手軽、美味しいという3拍子で、老若男女を問わず、安定した人気を誇る唐揚げ。コロナ禍のテイクアウト需要で注目されているだけでなく、意外な“映え”要素も人気の要因となっているのかもしれない。