住まい・不動産

「自然との共生」夢見て山林に移住した漫画家が直面した過酷な現実

慎重になりすぎず、条件を絞って探す

 住まい選びでは何が大切か? “田舎暮らしライター”の山本一典さんは「衝動的に決めてしまうのも問題ですが、多くを望みすぎるのも問題」だと指摘する。

「10戸20戸と多くの物件を見たところで、田舎の物件には必ず欠点があります。100点満点を求めるとなかなか住まいは見つかりません」

 水回りだけはしっかりしている、10坪でもいいから畑が持てる、など条件を3つほどに絞って探していくことが大事だ。

「最終的には自分のスタイルを決めて選ぶ。完全に移住するなら自治体の空き家バンクがおすすめですが、週末利用で賃貸物件は探しにくいのが実情です。いまはオンラインによる移住セミナーも行われていますから、それらを利用して自分の希望に合った住まいを探すこともできます」(山本さん)

漫画家の守村大さん

漫画家の守村大さん

【プロフィール】
守村大さん/漫画家。自給自足をめざして、2007年から福島県白河市の山中に移住。著書に『まんが 新白河原人 ウーパ!』(講談社)等。

取材・文/加藤みのり

※女性セブン2021年5月6・13日号

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