TwitterにLINE、Facebook、Instagram……さまざまなSNSを介して知人や友人とやり取りする機会も増えた。特にコロナ禍の今、遊びに出かけて気分転換したり、友達と集まっておしゃべりしてストレス発散──ともいかず、SNSで日ごろのウサを晴らしている人も少なくない。しかし、SNSにうっかり書き込んだグチやコメントが火種となって、余計なトラブルを呼び込んでしまうケースは多い。実際に、Facebookへの投稿が発端となり、トラブルに遭った2人の女性のエピソードを紹介する。まずは、40才パート女性の告白。
「娘が通う幼稚園のママ友グループでは、子供の誕生日を手作りプレゼントでお祝いする決まりが。面倒で本当に嫌だったので、Facebookに愚痴を書き込んじゃったんです。友達限定公開なので、ママ友は絶対見ていないと思っていたら……。
パーティー当日、ママ友の自宅を訪ねると『聞いてない? パーティーは中止になったの』と言われました。突然のことで驚きましたし、娘ががっかりして……。ところが本当はパーティーが開催されていたことを、娘が友達から聞いて、泣いて帰ってきました。どうやら、私のFacebookをママ友が見たのだそう。私が仲間外れにされるのはわかりますが、娘を苦しめるとは思ってもみなくて……。いまはすべてのSNSをやめています」(40才・パート)
このケースについて、企業を中心に炎上対策を行う『MiTERU』取締役の東智美さんはこう指摘する。
「ママ友同士のSNSトラブルの場合、仕返しの矛先がお子さんなど、家族に向かうことは多々あります。悪口を発信したくなったときは、大切な家族の顔を思い出してみて」(東さん)