人との連絡や交流の手段として、日常生活に欠かせないツールとなったSNS。特にコロナ禍の今、友達とおしゃべりしてストレス発散──ともいかず、コロナ禍以前よりもSNSの使用頻度が増えた人も。しかし、誹謗中傷やフェイクニュースなど、SNSが悪用されるケースが多いのも事実。実際に、SNSやブログへの投稿がトラブルに発展した2人の女性のエピソードを紹介する。まずは40才・パート女性の告白。
「息子が所属するサッカー部のママたちとライングループをつくっているのですが、あるとき、メンバーの真弓さん(40才)が、とんでもないスクープを持ってきたんです。それは、コーチと美人ママ・弥生さん(34才)の不倫。写真は付いているし、何より、真面目な真弓さんからの情報。私たちはすっかり信じてしまいました。
ところがある日突然、真弓さんの投稿が全削除されたんです。どうやら、不倫の噂が弥生さんのご主人の耳に入り、事実を調べたところ、真弓さんが嘘の投稿を上げていたことが判明。名誉毀損と侮辱罪で真弓さんに内容証明が送られたそうです。
美人の弥生さんに真弓さんは嫉妬して、こんな事件を起こしたそうです。やっぱり何事も人並みがいいと実感しましたね」(40才・パート)
真弓さんのケースについて、企業を中心に炎上対策を行う『MiTERU』取締役の東智美さんはこう指摘する。
「フェイクニュースしかり、嘘の情報をSNSで拡散する人がいますが、これも場合によっては刑事罰の対象に。感情に流されて人の名誉を傷つけないよう、発言を客観視して」