問題提起してみただけなのに…
続いては39才・主婦の告白。
「コロナ禍で、私の周りにも増えた“コロナ警察”。その代表が、優実ちゃんママ(42才)。自分のブログに、学校のコロナ対応に対する批判を毎日のように綴っているんです。ところが最近、優実ちゃんママが学校に呼び出され、校長や教育委員会の担当者から厳重注意を受けたそうなんです。
問題になったのは、ブログにほかの子供たちの写真を無断でアップしていたから。優実ちゃんママは、自分の発言が学校に影響を及ぼしたんだと思い、自分の熱い思いを伝えようと問題点をまとめたレポート持参で意気揚々と出かけたんだそうですよ。ところが、学校側は、写真掲載について注意しただけで、文章は読んでいなかったんですって。つまり、まったく相手にされていなかったんです。オピニオンリーダー気取りもたいがいにしないと、恥ずかしいですよね」(39才・主婦)
前出・東さんは、このケースに対して次のようにアドバイスする。
「人の写真を勝手にSNSにアップするのは、肖像権の侵害にあたります。注目を浴びたくて衝撃的な写真などを上げる人が多いのですが、絶対にやめましょう」
※本企画の写真はすべてイメージです。SNSの文面は、取材した事実をもとに編集部で一部改変して作成。また、登場する人物などは、すべて仮名です。
取材・文/前川亜紀 イラスト/白ふくろう舎
※女性セブン2021年7月1・8日号