こうして、リモート同棲を楽しんでいるカップルたちの声を紹介したが、中には挑戦しようとしたものの結局あきらめてしまった人もいる。自営業の20代男性・Dさんは、「彼女に提案されて少しだけやりましたが、全く気が休まらなかったのでやめました」と笑う。Cさん曰く、「僕はスマホゲームをよくするのですが、LINE通話を繋げているとスマホが使いづらい」という。
「スマホゲームをしながらだと彼女の声が聞こえませんし、彼女にタップ音が聞こえてしまうのも気になる。独り言を言いにくいのもストレスになりました。かといって、ミュートにしていると、何をしていたのか怪しまれる。中途半端に繋げば繋ぐほど、相手の挙動が気になって、ストレスが貯まるのかもしれません。話し合った結果、時々電話するほうがいいという結論に落ち着きました」(Cさん)
コロナ禍で会うことが難しくなったカップルたち。“リモート同棲”ならではの楽しさと難しさがあるようだ。