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投資初心者はまず「ポイント投資」から その次は投信積立にチャレンジ

ポイント投資の仕組み

ポイント投資の仕組み

投資初心者は成功者のまねをしてはいけない

 慣れてきたら、現金を追加して投資することもできる。投資で得た利益は年間50万円以下なら所得税非課税。ポイント投資で肩慣らししたら、本格的な投資にチャレンジしてみてもいいだろう。横山さんは、初心者には投資信託をすすめる。

「一括で投資するのではなく、毎月コツコツ積み立てていく『投信積立』なら、少額から始められてリスクが低く、長期的に積み立てることで少しずつ、確実にお金を増やしやすい。たとえば、ネット証券大手のSBI証券なら購入時の手数料0円で、1銘柄100円から始められます。

 また、運用益(儲かった分の利益)が非課税となる『つみたてNISA(少額投資非課税制度)』や、60才まで引き出せない代わりにさまざまな税制優遇がある『iDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)』なら、月々の積立額を設定しておけば、あとは放っておいても大丈夫」(横山さん・以下同)

 お金の教育専門家でファイナンシャルプランナーの竹谷希美子さんは、投資初心者ほど、成功者のまねをしてはいけないと話す。

「人にすすめられたから、話題になっているからといって安易に投資商品に飛びつくのはおすすめしません。株などで億万長者になった“億り人”は、リスクを抱えて大きな時間と元手を費やしている、経験値が高い一握りの人たち。まねをしたからといって、簡単に儲かるものではありません。

 そして、金融機関がおすすめする商品にも注意。おすすめしてくるということは、その会社が儲かるものであって、必ずしも投資家が儲かるものではないと考えてください」(竹谷さん)

 投資初心者はいきなり欲を出しすぎることなく、着実にコツコツ資産を築き上げていきたい。

※女性セブン2020年9月2日号

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