買い物時は注意。リュックがあると便利
一方、電動キックボードならではのデメリットもある。一時期、利用していたものの最近、利用をやめたという都内在住の20代男性会社員・Cさんはこう話す。
「電動キックボードが手軽で、疲れないのはいいんですが、どうしても大きな荷物が運びづらい。ちょっと重い手荷物があるときなどは危なくて乗れないので、ふと買い物してから帰ろう、といった時には向いていないです。買い物をする時は、事前にリュックを用意しておくといいと思いました。
私の場合はシェアリングサービスで電動キックボードを利用していたんですが、結局、最近は電動自転車を借りるほうが多いです。電動自転車であれば荷物をかごに入れられるし、アシスト機能もあるのでそこまで疲れない。うまくシーンによって使い分けられるといいですね。
もっとも、折りたたみできるタイプなら持ち運びもできるし、キックボードを持って電車で移動するとか、そういう利用法をする人も今後は増えてくるかもしれません」(Cさん)
便利な一方で、デメリットもある電動キックボード。2021年4月からは、実証実験が進められており、一部、時速15km以下の車両については、ヘルメットの着用が免除されるケースもあるが、基本的には“原付”と同じ扱いであることに変わりはない。交通ルールを守って安全に利用したい。