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スマホ1台に機能集約したくない!専用端末と使い分ける人たちの事情

スマホ1台に機能集約させるのはリスクあり?(イメージ)

スマホ1台に機能集約させるのはリスクあり?(イメージ)

 今や生活に欠かせない存在になったスマートフォン。カメラ、音楽、読書、ゲーム、決済など、さまざまな機能が1つに集約されている優れモノだ。スマホ1台あれば多くのことができるが、その一方であえてスマホだけに頼らず、別に専用端末などを持つことで機能を分割させている人たちもいる。そこにどんな事情があるのだろうか、ユーザーたちの声を聞いてみた。

複数の音楽プレイヤーを使い分ける理由

「『何でスマホとは別に2台も音楽プレイヤー持っているの?』とよく聞かれます。表向きは、音質の違いを楽しんでいるということにしています(笑)」

 そう明かすのはIT企業に勤める30代・女性Aさんだ。iPhoneとiPod touch、ウォークマンの3台持ち。iPhoneがあれば音楽を聞くことは可能にもかかわらず、なぜ追加で2台持つ必要があるのだろうか。

「私の声優・ゲーム系の趣味の都合上、サブスクに対応していないものや、昔の曲だと配信にも対応していないものも多く、CDから音楽を取り込むことが必要で、かつ大容量であることも必須。だから趣味系はiPod touchに集約しています。スマホだと容量が不足したり、充電がもたないという理由もあります。ウォークマンは語学学習用で、リピート再生のしやすさから買いました」(Aさん)

 語学学習の都合上、スマホから切り離したものもある。辞書機能だ。学生時代に使っていた電子辞書を再び利用するようになったという。

「Google検索やスマホのアプリでも対応できますが、スマホだと通知が気になってしまうし、勉強に関係ないことをついでにあれもこれも調べてしまい、30分くらい経ったりすることがあって、これはよくないと思って、電子辞書を使っています。ウォークマンと合わせれば完全にスマホ絶ちできて、勉強モードになれるのがメリットです」(Aさん)

スマホ紛失時に苦労した反動で…

 スマホを紛失したことを機に、機能を分割させるようになった人もいる。メーカーに勤務する40代男性・Bさんは、「どんどんスマホに機能を集約させていくのが楽しくて仕方なかったんですが、そうなってくるともはや財布よりスマホを落としたり忘れたりした時のほうがダメージが大きい。紛失した時の絶望感は想像以上でした」と苦笑い。

「自宅に向かうタクシー内で落とし、電話もLINEもできず絶望。家にあるパソコンでタクシー会社の電話番号を調べてから、外に出て公衆電話を探しました。固定電話がうちにはないので……。あと、日常的にスマホで決済していたことから小銭もろくに持っておらず、電話代のためにコンビニで小さな買い物をするという手間もありました。仕事のスケジュールやメモ帳もパソコン経由で確認する羽目になり、本当にスマホに依存して生活していることを痛感しました」(Bさん)

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