そうはいっても、はしごの上り下りの厄介さは、事前に予想できた範囲内。だが、実際に住むまでわからなかったデメリットもあったという。
「天井が高い分、ライトも高い位置に設置されているため、電球交換が自分できませんでした……。一度電球が切れた時は大家さんに連絡し、業者に来てもらうことで対応してもらいましたが、せめてLEDシーリングライトのような、切れにくいものにしてほしかった」(Bさん)
在宅勤務で寝る場所と仕事場を分けられる!
もちろん、ロフト付き物件ならではのメリットもある。現在ロフト付き物件に住むIT企業勤務の30代男性・Cさんはこう話す。
「僕はワンルームでロフト付きの物件に住んでいて、ロフト部分が寝る場所。ロフトがあれば、在宅勤務でも寝る場所と仕事場を分けることができて、気分転換にはいいですね。ロフトは布団のほか漫画や衣類などの物置場所にもなっていて、そういった雑然としたものが仕事中に視界に入らないのはメリットです。裏を返せば、視界に入らない分ゴチャゴチャしてしまいがちでもあるのですが。
はしごについては、慣れですね。コロナ禍になって以来、体を動かすことも減っているので、はしごの上り下りくらいあるくらいがむしろちょうどいいかなと思います。冷暖房の効きにくさは、サーキュレーターで部屋の空気を循環させれば解決できるので、僕はそこまで気にならないです」(Cさん)
ロフト付き物件にはメリット、デメリットがある。憧れだけで安易に決めず、自分のライフスタイルに合うかどうか、慎重に見極めたい。