「スマホゲーム引退の決定打になるかも」
長らく据え置きゲームから遠のいていた人も、サブスクに興味津々だ。メーカーに勤める30代男性・Bさんは学生時代を最後に据え置きゲームをしていない。現在はスマホゲームに月1万~2万円ほど課金しながらプレイしている。
「もう4年くらいスマホゲームをしています。二次元イラストが動くLIVE 2Dモデル、リアルな3Dモデルなどグラフィックの進化が著しく、スマホでも据え置きに近いビジュアルを楽しめるようになりました。ストーリーや世界観が魅力的なタイトルもあります。でも、仕事で忙しいのにイベントをこなせなくてはならないこと、ガチャ結果に一喜一憂するのにも疲れてきました」
そんな時に“スマホゲーム離れ”した友人から、過去の名作ゲームを教えてもらっい、据え置きゲームに移行しつつあるという。
「据え置きゲームのPC版タイトルを久しぶりにプレイしたら、めちゃくちゃ楽しかった。ゲームってこんなに楽しかったっけと思い、その日のうちにPS4 Proを中古で買ってしまったほどです笑い。さらに性能が良いPCの購入も検討しています。
今回のPSのサブスクでは、最新作こそ含まれないようですが、過去の名作が楽しみで仕方がありません。スマホゲーム引退の決定打になりそうです。スマホゲームにかけていた1か月分のお金が、据え置きのサブスク1年間分に相当することも衝撃的でした。めちゃくちゃお得に思えて仕方がありません」(Bさん)
「Xbox Game Pass」と価格帯も近い
ゲームのサブスクプランは他にも、Microsoft「Xbox Game Pass」(Ultimate、1か月1100円)、任天堂「Nintendo Switch Online」(+追加パック12か月4900円)などがある。飲食店勤務の20代男性・Cさんは、「PS Plus」のリニューアルでゲームのサブスク化が加速することに期待を寄せている。
「今回のリニューアルは、『Xbox Game Pass』への対抗意識をすごく感じます。価格帯も近いですしね。PSはレトロゲーム、Xboxは新作を発売日に遊べるという強みがある。Switchは少しずつ遊べるタイトルが増えているので、PSもその方針だとうれしい。サブスク化が進めば、もっと気軽に低価格でゲームができるようになる。ゲーム人口が増えそうですよね」(Cさん)
新作だけでなく、過去作品の充実もユーザーにとって重要な選択肢のひとつ。今回の「PS Plus」リニューアルがゲームのサブスクが活性化する起爆剤となるのか。今後の動向にも注目していきたい。