Bさんは、早速職場近くの店舗に行ってみた。
「牛丼屋さんは男性客が多いから入りにくいというより、そもそも外食の選択肢としてなかったので、足を運んだことがなかっただけです。松屋では、最初は『牛めし』を頼んでみました。入店すると清潔感があって店舗の空間も広いし、券売機も注文が楽でいいですね。私以外にも1人で来ている女性客もいました。お味噌汁が無料でついてくるのが地味に嬉しいです。今も週1で通っています」(Bさん)
黄色の看板が「とっつきやすい」
IT企業に勤務する20代女性・Cさんは、「すみっコぐらし」のファン。松屋とのコラボ企画グッズをゲットすべく、足繁く通っているという。
「対象メニューを注文するとクリアファイルがもらえるので、久しぶりに松屋に行きました。もともと牛丼屋さんなら松屋派です。他の牛丼屋さんも行ったことはあるんですが、続かなかったですね。まず松屋って、看板がポップじゃないですか。黄色い地の色に、『松屋』という文字もちょっと丸っこくてかわいい。他の牛丼屋さんよりも、女性がとっつきやすい気がします。
松屋は以前、限定店舗で試験的に女性を意識した『スープごはん』を発売していたことがあるんですが、変に女性客を意識せず、単純においしいメニューを出してくれれば男女関係なく支持されると思います。『すみっコぐらし』コラボについては、うまいなあというか、まんまと釣られちゃいますよね(笑)」(Cさん)
このように、松屋好きな女性ファンも少なくない様子。彼女たちは、数ある牛丼チェーンの中で、松屋ならではの魅力を感じているようだ。