元役員による不適切発言で話題となった牛丼チェーンの吉野家。本来4月19日に新商品『親子丼』の発表記者会見を開催する予定だったが、騒動を受けて急遽中止した。しかし、ネット上ではそんな吉野家の親子丼に対する注目度が高まる結果となり、SNSでの評判も上々のようだ。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「吉野家が親子丼を販売するのは2012年以来のこと。その間、およそ10年かけて商品開発に試行錯誤を繰り返したとのことで、自信作であることは間違いないでしょう。また、この4月には、なか卯も看板商品である親子丼をリニューアルしています。“話題の吉野家”と“伝統のなか卯”の“親子丼対決”も注目です」
そこで、マネーポストWEBの庶民派グルメ担当記者Aが、吉野家の親子丼となか卯の親子丼を実食比較してみた。
熱々でボリューム感もある吉野家の親子丼
まずは、吉野家の『親子丼』から。価格は並盛437円(店内・税込み、以下同)、大盛624円。並盛のカロリーは711kcalとなっている。鶏肉と玉ねぎを卵でとじて、上に刻みネギが乗っている。
「第一印象は、一般的な親子丼よりも卵の“半熟感”は控えめに見えました。そこまでとろとろではないのではと思いましたが、いざ口に運んでみると、見た目以上に“ふわとろ”です。一方で、玉ねぎはしゃきっとした食感が残っていて、いいアクセントになっています」(記者A・以下同)