住まい・不動産

「畳生活は初体験」という若い世代が引っ越した“和室”物件の住み心地

収納スペースとして重宝する押し入れ。天袋もあれば収納はラクラク

収納スペースとして重宝する押し入れ。天袋もあれば収納はラクラク

収納に重宝する「押し入れ」がある生活

 メーカー勤務の30代男性・Bさんは、家賃の安さと住み心地の良さから、1室が和室になっている2DKの物件に住み続けている。何より気に入っているのは、「押し入れ」の収納力の高さだという。

「最初は、僕も『和室か……』と思いましたが、いざ住んでみると、押し入れはクローゼットより奥行きがあるので、収納スペースとしてすごく重宝しています。引き戸だから、扉の前のスペースに気を使わなくていいのもうれしい。

 日が当たらないので書籍や漫画、グッズの保存にもぴったり。コレクション好きの人やモノが多い人にはおすすめできます。ただし、押入れ用のラックや引き出し収納を買ってしまうと、次に引っ越した時に押し入れがない場合には無駄になってしまう。押入れの奥行きは、クローゼットよりも深いので、注意が必要ですね。引っ越しの予定がある人は慎重になった方がいいかもしれません」(Bさん)

 在宅勤務に切り替わった直後、押し入れは大活躍してくれたという。

「奥行きがありながら上下に仕切ってあるので、上段にPCを置けば、ワークスペースに早変わりします。在宅勤務になった際、PC用のデスクがすぐに用意できなかった時に、試しに押し入れの前に椅子を置いて作業したら、意外に快適に仕事ができました」(Bさん)

畳にうっかり水をこぼした時にヒヤヒヤ

 和室物件ならではのインテリアを楽しむ人もいる。PR代理店に勤務する20代女性・Cさんは、和室がある1DKの物件で、「和モダン」インテリアを楽しんでいるという。

「家具はすべて低いものにして、天井が高く感じられるように工夫しています。畳の跡がつくのが怖くて、布団生活をしていた時期もありましたが、今は脚がないローベッドタイプ。そのうえで和紙のペンダントライト、円形のラグマット、観葉植物などのアイテムを配置しています。冬はこたつを置くといい感じ。旅館みたいな空間にするのが理想です」(Cさん)

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