タブレット端末用のキーボードが薄くて使いづらかった
IT企業に勤務する30代女性・Bさんは、キーボードを装着すれば、PCと同じように使えるという利便性に魅力を感じ、タブレット端末を購入した。
「仕事柄、どんな時も念のためノートPCを持ち歩く習慣があるのですが、それを薄いタブレットにできるならいいなと思ったんです。スマホがiPhoneということもあって、タブレットはiPad。ただ、タブレット端末用の着脱式キーボードは思ったよりキーが使いづらかったし、普段PCはWindowsを使っていることもあって、ちょっと使いにくさを感じました」(Bさん)
仕事以外も含めて様々な用途で使ってみたが、やはりタブレット端末ならではの強みを感じられなかったという。
「メモをとるのにも便利そうだし、漫画も読みやすいと思っていました。でも、メモは紙のほうが書きやすく、ぱっと見ることができる。漫画は、確かに画面が大きいほうがいいこともあるのですが、タブレット端末が想像よりも重たくて、手持ちしながら寝転がって見るにはつらかった。使わなすぎて、完全に宝の持ち腐れです。ただ、今私が利用している美容室では、雑誌がタブレットで読み放題なんです。そういうシーンではめちゃくちゃ便利だと思うので、ほんと、使いようですよね」(Bさん)
ゲーム専用機として購入するも画質に満足できず…
専門商社に勤務する20代男性・Cさんは、スマホでプレイしていたゲームをより大画面でプレイしたいという理由で、タブレット端末を購入した。
「ゲーム専用機にしたいと思ったんです。持ち歩くこともできるうえ、画面が大きくなればスマホよりも操作性が良くなるので最高だと思いました。最近のタブレット端末のスペックなら、3Dゲームでも十分に動いてくれるので、良い買い物だと思いました」(Cさん)
タブレット端末でのゲームプレイに満足していたCさんだったが、徐々に画質に満足できなくなっていったという。
「プレイするうちに、もっと高画質にしたいという欲が出てきて、結局ゲーミングPCを買ってしまいました。いまではタブレット端末をほとんど使わなくなってしまいましたが、後悔はありません。タブレット端末は僕にとっては、ゲーミングPCにたどり着くまでの『通過点』だったようです」(Cさん)
幅広い用途で活躍するタブレット端末だが、使ってみたら「想像と違っていた」というユーザーもいるようだ。