藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

投資の神様・バフェット氏も勧めるインデックス投信、アクティブ投信と何が違う?

アクティブ投信の特徴

 アクティブ投信は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、調査や分析を通じて優良な銘柄を厳選し、組み入れ銘柄を選別します。インデックス投信は、市場の平均と連動する運用であるのに対し、アクティブ投信は、平均以上をアグレッシブに狙っていくので、ある種ロマンがあると言えます。

 アクティブ投信ごとに、ファンドマネージャーの哲学が色濃く反映され、なかにはカリスマファンドマネージャーによって長く好成績をあげているものもあります。どんな企業に投資するか、どんな戦略で指数に勝つのか、という「運用哲学」に共感でき、なおかつ運用成績がよいアクティブ投信を見つけられれば、アクティブ投信に投資をするのはとても楽しいものです。

 ただ多くのアクティブ投信は、単年度では好成績でも、長期ではインデックス投信に負けており、なかなかよいアクティブ投信を探し当てるのは難しいもの。「投資の神様」とも呼ばれる有名投資家のウォーレン・バフェットさんですら、「個人投資家はインデックス投信に投資をすべき」と言っていますので、素直に従うべきでしょう。

余裕があればどちらも買う「コアサテライト戦略」

 なにか一本だけ投資信託を買うとしたら、無難にインデックス投信を買うのが正解ですが、投資に慣れてきた人や、予算に余裕がある人ならば、サブにアクティブ投信を併せ持つのもおもしろい戦略となります。これをコアサテライト戦略ともいいますが、資産運用のコアとして安定運用のインデックス投信を選び、サテライトとしてリスクを取って高いリターンを目指すアクティブ投信を配置する。これによって、過度なリスクは避けつつ、平均以上のリターンの上積みを目指すことができます。

 少しこれは上級者向けになりますので、まずは最初の一本となるインデックス投信を選ぶことから始めましょう。具体的な選び方は次回のお楽しみに!

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