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2022年最新「駅弁」ランキングTOP10 1位は山形県・米沢駅の『牛肉どまん中』

 では、 2022年最新ランキング順に、いまどんな駅弁が人気なのかを見ていこう。

 1位は『牛肉どまん中』(山形県・米沢駅)。

『牛肉どまん中』(山形県・米沢駅)

『牛肉どまん中』(山形県・米沢駅)

「発売から30年近く経つのに、昨年もいまも堂々1位はさすが。発売当時、駅弁で牛肉弁当はあまりメジャーではなかった。この駅弁は特製のタレで味付けた牛そぼろと牛肉煮が冷めてもうまく、米沢の駅弁を世に知らしめた立役者。いろんな派生版も出て、私は“しお”味が一押しです」

 2位に入ったのが、『こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当』(青森県・八戸駅)だ。

『こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当』(青森県・八戸駅)

『こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当』(青森県・八戸駅)

「内容と風味に優れた人気の海鮮系。東北地方や北海道には、鮭とイクラを組み合わせた人気駅弁が多く、視覚とイメージに訴えかけてきます。食べると脂ののりと柔らかさのあるサーモンが印象的です」

 3位は『仙台名物牛たん弁当』(宮城県・仙台駅)だ。

『仙台名物牛たん弁当』(宮城県・仙台駅)

『仙台名物牛たん弁当』(宮城県・仙台駅)

「ひもを引くと温まる容器と、仙台の牛たんのおいしさを世に知らしめた名作。最新版は、丸い加熱機能付き容器に麦飯と牛たんという構成を守りながら、塩ダレで熟成した分厚く柔らかい牛たん焼きの味は専門店レベルです。実は温めなくても意外にイケます」

ひもを引くと温まる容器と、仙台の牛たんのおいしさを世に知らしめた名作

ひもを引くと温まる容器と、仙台の牛たんのおいしさを世に知らしめた名作

 4位は昭和の味でおなじみの『チキン弁当』(東京都・東京駅)だ。

『チキン弁当』(東京都・東京駅)

『チキン弁当』(東京都・東京駅)

「ケチャップライスとざらついた鶏唐揚げが懐かしい、国鉄時代の新幹線やブルートレインで買ってもらって食べた味を追体験できる駅弁です。平成の間は長らく日陰の存在でしたが、近年は季節版やコラボ版も登場し、にぎやかです」

 5位が『いかめし』(北海道・森駅)だ。

『いかめし』(北海道・森駅)

『いかめし』(北海道・森駅)

「80年前の戦時、節米のため、いかに米を詰めて煮た創作料理です。1960年代に百貨店での実演販売を取り入れた先駆者でもあります。北海道の小さな駅・森駅に行かずとも、一年中東京駅で買えるのがありがたい。近年はコロッケ、レトルト、おかき、グッズなど多様な派生品も登場しています」

80年前の戦時、節米のため、いかに米を詰めて煮た創作料理

80年前の戦時、節米のため、いかに米を詰めて煮た創作料理

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