6位は『炭火焼風牛たん弁当』(東京都・東京駅)だ。
「もとはJRの子会社による仙台駅弁で、仙台駅の駅弁屋3社すべてが発売した牛たん弁当の最後発。牛たんが一番人気になる前の仙台駅弁のような、薄手で舌の形をした懐かしいタイプの牛たんに宮城県の“塩竈の藻塩”を振りかけていただきます」
7位に入ったのは『牛すきと牛焼肉弁当』(東京都・東京駅)だ。
「常温でおいしくいただける、東京駅の牛肉駅弁の最新形です。中身はミニすき焼き丼とミニ牛焼き肉丼のセット。日本のすき焼きと韓国風焼き肉の和韓折衷で、味が濃く、煮卵がまるごと1個入っているのも魅力です」
8位は『あっちっち神戸のすきやきとステーキ弁当』(兵庫県・神戸駅)。
「ひもを引くと温まる牛すき焼き丼と牛ステーキ丼のセット。 1987年に史上初の加熱機能付き駅弁を生んだ駅弁屋が、いいとこ取りで2つの味を堪能させてくれます」
9位は『まぐろいくら弁当』(東京都・東京駅)だ。
「駅弁は作り置きを常温で販売するものですが、これは生ものに挑戦した傑作。辛味をつけた漬けまぐろのぶつ切りにイクラのしょうゆ漬けを組み合わせ、まぐろいくら丼を駅弁として成立させた唯一無二の存在。夏でも安心して食べられる生ものの弁当を提供する技術に感心します」
10位が『深川めし』(東京都・東京駅)だ。
「東京の味覚を詰めた駅弁では最古参の看板商品。 2021年9月のリニューアルで中身があさり丼になり、本来の深川めしの姿に近づいた一方、ハゼやあなごや小なす漬けがなくなって悲しむファンもいたようです」