翌日以降も、何事もなく迎えをお願いされたというからおそろしい。河村さんはこんなケースがよくあると話す。
「毎週土曜日に孫一家が揃って食事をしに来てくれるという女性がいました。最初は張り切って天ぷらを揚げ、みんなおいしいと満足して帰っていく。それがうれしかったのだそう。ところが、いまではそれが毎週となると負担だと言っています。いつか重荷になる日が必ず来るのです」
だからこそ、河村さんは先を見据えて行動することが大事だと話す。
「これも最初が肝心で、“私、年中天ぷらを揚げられるわけじゃないのよ。今日は特別。3回に1度はあなたたちが何か持参してね”などと言っておく。そうでないと食べる側も当たり前になってしまいます。つまり、祖母側がどれだけの犠牲を払ってやってあげているのかをちゃんと伝えるべきです」
※女性セブン2022年10月20日号