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【ドル円週間見通し】ドル高進む 円買い介入への警戒もあるか

・10月17日-21日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)7-9月期国内総生産 18日(火)午前11時発表予定
・予想は、前年比+3.5%
 参考となる4-6月期国内総生産は前年比+0.4%。ゼロコロナ政策のもとで最大の経済都市上海で厳しい外出制限がとられたこと、工場の操業停止が相次ぎ物流が混乱したことなどが要因。個人消費が落ち込み、不動産市況も悪化。7-9月期については外出制限の緩和や企業活動の拡大を受けて経済成長率は大幅に持ち直す見込み。

○(米)9月鉱工業生産 18日(火)午後10時15分発表予定
・予想は、前月比-0.1%
 参考となる8月実績は、前月比-0.2%。石油・石炭関連や機械は堅調だったが、自動車・部品の生産高は減少。天候要因で公益事業が低下し、鉱業は横ばい。9月については公益事業の持ち直しが予想されるが、自動車・部品の生産高の減少が予想されることから、前月比マイナスとなる可能性がある。

○(日)9月貿易収支 20日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、-2兆1407億円
 参考となる9月上中旬の貿易収支は-1兆426.2億円で赤字幅は前年同期の-1667.83億円を大幅に上回った。前年9月の貿易収支は-6369億円だったことから、今年9月の貿易収支は1兆円を大幅に上回る見込み。

○(日)9月全国消費者物価コア指数 21日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+3.0%
 参考となる8月実績は前年同月比+2.8%で消費増税の影響を除くと1991年9月以来の伸び率。携帯電話通信料の値下げの影響が一部はく落して指数を押し上げた。9月については生鮮食品を除く食料価格などが上昇していること、引き続き携帯電話通信料の値下げの影響があることから、物価上昇率は8月実績を上回る見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・17日(月):(米)10月NY連銀製造業景気指数
・18日(火):(NZ)7-9月期消費者物価指数、(中)9月鉱工業生産、(中)9月小売売上高
・19日(水):(英)9月消費者物価コア指数、(米)9月住宅着工件数
・20日(木):(豪)9月失業率、(米)9月中古住宅販売件数
・21日(金):(NZ)9月貿易収支、(英)9月小売売上高

【予想レンジ】
・145円50銭-148円50銭

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