理想的なアイテムだが選び方には気をつける
IT企業に勤務する40代男性・Bさんは、スマホの買い替えでサイズが「大型化」したため、その収納に悩んでいた。
「これまで、プライベートで出かける時は、サコッシュに入れていたのですが、いちいちジッパーを開けて取り出すという作業が地味に面倒。特にキャッシュレス決済の時に不便です。だからといって、ポケットには入りづらい。無理やり入れていて、何かの拍子に落としたこともあるので、あまり入れたくないんです。スマホショルダーはまさに理想的なアイテムです」(Bさん)
ただし、「選び方」には気をつけるという。
「テレビでは、まるで若い女子のアイテムみたいに紹介されていますが、おじさんだってスマホショルダーが使いたい(笑)。でも、選び方を間違えると本当にダサくなると思っています。うっかりおじさんがシンプルすぎるものを選ぶと、まるで長い靴紐みたいに見えてしまう。あえて蛍光色とか、『これはおしゃれです!』ということがわかるものを選ぼうと思っています」(Bさん)
家の中でも便利に使える
室外ではなく室内で使用する人もいる。金融機関に勤める50代男性・Cさんは、意外にも「家の中」でスマホショルダーを使うメリットを感じているという。
「大学生の娘からスマホショルダーをおすすめされたのですが、私は室内でしか使っていません。家でスマホが見つからなくなることが多いのですが、紐がついていることで、どこにあるかわかりやすい。庭でタバコを吸う時にも一瞬両手が塞がるので、スマホを肩からかけられるのは重宝します」(Cさん)
スマホが当たり前の存在だからこそ、より便利に使うための周辺アイテムにも注目が集まる。女性人気から火がついたスマホショルダーが、徐々におじさん世代にも浸透しつつあるのかもしれない?(了)