Twitter社を買収したイーロン・マスク氏による新体制のもと、同社では従業員の大量解雇など、大胆な改革が行われようとしている。そうした中で、ユーザーから注目を集めているのが、収益向上のために検討中と報じられている「有料化」の行方だ。
11月10日には、既存のサブスクリプションプラン「Twitter Blue」の機能を強化し、認証バッジ取得できる新プランの提供をスタート。さらに、ハッシュタグの有料化や、Twitterの利用時間を制限し、超えた分を有料化するという案も、一部で報じられている。もしTwitterが有料化されたらどうするのか、ヘビーユーザーたちの反応も様々なようだ。
ゲーム仲間と「Discord」に“引っ越し”も検討
メーカー勤務の20代男性・Aさんは、主にゲームを中心とした情報収集や交流を目的に、Twitterを利用している。
「もし利用時間を制限され、超過分を有料化するという案が実現したら衝撃ですね。ゲームをメインに、喜びも悲しみも、時には愚痴も投稿したり、情報収集にも一役買っています。Twitterをきっかけに仲良くなった人もいるので、交流も欠かせません。暇さえあれば、TL(タイムライン)を見て、いいね・リツイート、さらにリプ(リプライ)・投稿もしています。もはや生活に欠かせない存在なので、有料化の検討は死活問題です」(Aさん)
Aさんは、有料化には「断固反対」の立場だ。有料化の仕方によっては、“引っ越し”も検討するという。
「Twitterで、ゲームのように『文句を言うなら課金しろ』という時代が到来するかもしれないと思うと、気が重いです。YouTubeのように、広告を排除するようなプレミアムプラン形式なら全然ありなんですけどね……。どのように有料化するかにもよるでしょうけど、無課金勢は“引っ越し”する人も多いんじゃないでしょうか。僕はTwitterを無料分でやりつつ、ゲーム仲間とは『Discord(ディスコ―ド)』(ゲーマー向けのチャットアプリ)に移動するのもありかもしれません」(Aさん)