さまざまな商品が値上がりしている昨今。「近所の自動販売機で売られているコカ・コーラの500mlペットボトルが、ついに180円になった」と話題になっている。
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、原材料費やエネルギー価格の世界的な高騰を理由に今年5月に大型ペットボトル製品の値上げを実施。それに続く形で10月1日出荷分より、小型パッケージ製品などについても、メーカー希望小売価格で6~18%の値上げを行った。その結果、すでに一部の自動販売機ではコカ・コーラの500mlペットボトルが160円から180円になっている。
値上げの波に逆らうことは難しいが、わざわざ高い自動販売機で買うのは避けたくなる心理は加速しそう。そこで、コカ・コーラの小型パッケージ商品が確実に自販機より安く買えるであろう、スーパーやコンビニなどの販売価格をリサーチしてみた。対象地は、住宅地が多い東京都世田谷区、目黒区周辺の店舗だ。(2022年11月12日時点)
スーパーの1.5リットルペットボトルは自販機の3倍お得?
まずは、スーパーマーケット。スーパーの場合、コカ・コーラ500mlペットボトルよりも、350mlペットボトル、700mlペットボトル、1500mlペットボトルなどが販売されるケースが多い。カッコ内には1mlあたりの価格を表記した、この数値が小さいほどお得ということになる。ちなみに、自動販売機で販売されている180円の500mlペットボトルの1mlあたりの価格は0.36円だ。
・コカ・コーラ350mlペットボトルの販売価格
大規模スーパーマーケットA:96円(0.27円)
中規模スーパーマーケットB:85円(0.24円)
中規模スーパーマーケットC:84円(0.24円)
大規模スーパーマーケットD:89円(0.25円)
・コカ・コーラ500mlペットボトルの販売価
大規模スーパーマーケットE:105円(0.21円)
小規模スーパーマーケットF:116円(0.23円)
・コカ・コーラ700mlペットボトルの販売価格
大規模スーパーマーケットA:106円(0.15円)
大規模スーパーマーケットD:127円(0.18円)
・コカ・コーラ1500mlペットボトルの販売価格
大規模スーパーマーケットA:192円(0.13円)
中規模スーパーマーケットB:171円(0.11円)
中規模スーパーマーケットC:171円(0.11円)
大規模スーパーマーケットD:181円(0.12円)
大規模スーパーマーケットE:192円(0.13円)
スーパーによって幅はあるが、いずれも容量が多くなるほど、1mlあたりの価格も安くなる。スーパーで販売されている1500mlペットボトルの1mlあたりの価格は0.11~0.13円で、自販機の数値の約3分の1。スーパーで大容量のペットボトルを購入することが、自販機に比べていかにお得かがわかる。