スマートフォンの高額化が進んでいる。上位モデルの機種なら、10万円以上を超えるのはもはや珍しくなくなった。例えば、2022年9月に発売された最新のiPhone 14シリーズであれば約12万円から、最高で約24万円という価格が大きな話題を呼んだ。スマホの価格が高くなれば、最新機種が発売される度に買い替えるのは厳しいと考えるユーザーも増えてくる。そうした環境の変化から、スマホの買い方や使い方も徐々に変わってきているようだ。ユーザーたちのリアルな声を集めた。
バッテリー交換しながら可能な限り長く使いたい
メーカーに勤務する40代女性・Aさんは、2年おきに最新機種に買い替えることはせず、バッテリー交換で対応している。
「以前は1~2年で買い替えていました。でも、ここ最近は、私にとってスマホの性能は“高止まり”。数年前の機種でも十分すぎる性能です。古いiPhoneで十分なので、とにかく長く使いたいという思いが強いです。データ移行が面倒ということもあって、私はバッテリーを交換しながらなるべく使い続けるという選択をしています」(Aさん)
Aさん自身、iPhone 8から買い替えたiPhone SE(第2世代)を長く使っていきたいと考えている。
「iPhone 8は4年使いました。バッテリーさえ長持ちすれば、2年周期で買い替えるのはもったいなくて、最低でも3年くらいは使いたい。iPhone 8の後からの新しいiPhoneは、ハイスペックすぎて疲れてしまい、iPhone SE(第2世代)に機種変しました。Apple Care+に入っていなくても、Apple Storeへ持ち込めば、iPhone SE(第2世代)のバッテリー交換は7500円で対応してくれるので、可能な限り使い続けたいと思います」(Aさん)