明星大学心理学部心理学科准教授の藤井靖さんは、妻が宗教にのめり込む夫婦は、夫に3つの特徴があると語る。
「1つめは妻の気持ちを察することができないので、妻に共感できず感情を先回りして想像できないこと。2つめは体調の悪い妻に“ご飯いつできるの?”など地雷を踏む一言が多いこと。最後は夫の実家と揉めた際、妻の味方をしないこと。いわゆる“昭和の夫”のような亭主関白なら、妻はプライベートな悩みを吐き出す場がなく、宗教の勧誘に心を許しやすくなります」(藤井さん)
もちろん夫の資質だけでなく、企業戦士として社員に長時間労働を強いる、日本の企業風土にも問題は多い。
(*この企画内の新興宗教は、主に「カルト」や「新興宗教を偽装したカルト」を指す)
※女性セブン2023年1月5・12日号