【9】資産構成と組み入れ銘柄
どんな銘柄をどれくらい組み入れているかが確認できます。アクティブ投信の場合、定期的に目論見書をチェックすることで、銘柄入れ替えの頻度や特徴などを把握することができます。
また、個別銘柄投資の参考にもなるので、優秀なアクティブ投信の組み入れ銘柄はマストチェックです。
【10】ファンドの費用
購入手数料、信託報酬など費用に関する情報。信託報酬がファンドの運用成績に見合っているかどうか、厳しい目でチェックします。
ひふみプラスの場合は、純資産総額が大きくなるにつれて信託報酬が安くなるしくみであることが分かります。
以上が目論見書を見ていくポイントです。目論見書は、投資信託によって若干の仕様は変わりますが、記載内容はおおむね共通しています。チェックポイントが分かっていれば、商品が変わっても応用できますので、まずは1本、気になる投資信託の目論見書を確認してみましょう。
《今回のまとめ》
・新NISAではアクティブ投信を組み入れた積極的な運用も選択肢に
・アクティブ投信は千差万別なので、目論見書をしっかりチェック
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。本稿の関連動画がYouTubeにて公開中。