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中古iPhoneのネット購入の落とし穴 確認しにくい「バッテリーの寿命」、気づかず「赤ロム」を買って突然の利用制限も

中古iPhoneが安く手に入ったと思っていたら…(イメージ)

中古iPhoneが安く手に入ったと思っていたら…(イメージ)

 スマートフォンの最新モデルは、ハイスペック化が進むと同時に価格も高騰し続けている。そうしたこともあってか、スマホを中古で購入するユーザーが増えている。MM総研の「2023年度の中古スマートフォン国内市場規模の推移・予測」によると、中古スマホ販売台数は前年度比16.6%増の272.8万台。5年連続で過去最高を更新している。同調査によると、中古スマホ市場の拡大には、オンラインで購入するユーザーが増えていることも一因だという。

 ネットショップでの購入は実店舗よりも手軽で、かつ価格も実店舗より安いことも多く魅力的だが、思わぬトラブルやデメリットに見舞われることもある。ネットで中古iPhoneを購入した結果、「失敗した」という経験者たちに教訓を聞いてみた。

バッテリートラブルに要注意

「ネットに売られている中古iPhoneは、何よりもバッテリーに注意」と言うのは、不動産会社勤務の30代男性・Aさんだ。ネットショップの中古スマホや、大手キャリアが販売する「認定中古品」をよく購入しているという。

「ネット販売だとバッテリー表記がない店が多いので、運ですね。バッテリーの最大容量が最低80%以上を保証している店ならある程度安心ですが、それでもハズレを引くことがあります。

『認定中古品』は、乗り換えなら通常よりも安く買えるお得感と、大手キャリアが販売する安心感がメリットです。一度買った時のバッテリー容量はちょうど80%でした」

 バッテリー表記があっても当てにならないこともあるというAさん。「できるだけフリマアプリやネットオークションは避けた方が安心」と語る。

「個人間取引だと、肝心な情報を記載せずに出品されていることもあります。バッテリー容量はこちらでは調べられないので、ネットで買うにしても、何かあった時に連絡をとることができる店とか、信頼できそうな出品者かどうかよく調べたほうがいい」(Aさん)

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