定食店というと、おかずや小鉢などの内容が決まっていることが通常。しかし、自分好みのおかずを選んで、自由なメニューを楽しめるのが、『まいどおおきに食堂』だ。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が解説する。
「『まいどおおきに食堂』はショーケースに並んでいるおかずの中から、自由に選ぶことができるスタイルの定食チェーンです。発祥は大阪で、現在は全国に400店舗以上が営業しています。おかずの価格は1品100~400円程度。白ごはん(めし)は中サイズで173円(税込み、以下同)、みそ汁は71円です」
とにかく自由度が高い食事を実現できるのが『まいどおおきに食堂』の大きなメリットだ。30代の男性会社員・Aさんは、『まいどおおきに食堂』で“ガッツリ飯”を食べることが多いという。
「通常の定食チェーンだと、メインとなるお肉料理は大抵1つだけですが、『まいどおおきに食堂』であれば自由に選べるから、お肉系を2種類食べるなんていう贅沢も可能。バランスがいい食事が求められることも多いなか、あえてバランスを無視したガッツリ飯を食べられるのは嬉しいです」
そんなAさんがある日に食べたメニューは、『カツ玉』(275円)、『豚しゃぶサラダ』(183円)、『なすと大根の漬物』(102円)、めし(173円)、みそ汁(71円)。合計で804円だ。
「800円の定食で、お肉系のおかずが2品というのは、コスパ的にも満足できる部類だと思います」(Aさん)