マイナンバーカードの普及率は、全国で38.4%(10月1日時点)という水準にある。政府は普及率アップと消費活性化を狙い、マイナンバーカードを活用した5000円分の「マイナポイント」付与事業を昨年9月にスタートさせた。
今回の衆院選では、公明党が一律3万円付与の「新マイナポイント」制度を公約に掲げるなど、再び注目を集めているが、その申請が面倒そうで「イマイチ手が出ない」という人も多いのではないだろうか。(追記:その後、最大2万円分のポイントに変更された)
「もらえるポイントは、確実にもらいたい」。そう語るのは、消費生活アドバイザーの丸山晴美氏。
「マイナポイントとは、マイナンバーカードと自分が選んだクレジットカードや電子マネーなどの決済サービスを紐づけ、その決済サービスで買い物をすると買い物金額の25%のポイントがもらえる期間限定の制度(上限5000円)です。2万円の買い物もしくは、電子マネーなどに2万円をチャージすることで5000円分のポイントを受け取れます」
マイナポイントを取得するには、
【1】マイナンバーカードをスマホやネット、郵送で申し込み、市区町村役場で受け取る。
【2】マイナポイントを申請する。申請はスマホやネット、またはコンビニやスーパー、銀行、市区町村役場などの登録スポットでも行なえる。
【3】クレジットカードや電子マネーなどをマイナンバーカードに登録する。
この3ステップが必要になる。
当初、マイナポイントが付与される対象期間は今年の9月末までだったが、今年12月末までに延長された。ただし、対象は「今年4月末までにマイナンバーカードを申請した人」となる。対象者でマイナポイントが未申請なら検討したい。
「現在実施されているマイナポイントが取得できる期間は残り約2か月。まだ申請していないなら急ぎましょう。今もらえる5000円分のポイントは早く受け取っておくのが賢明です」(丸山氏)