以前、仙台での取材を終えて帰京する際、乗る予定だった新幹線がトラブルで運休になってしまった時、Aさんはまず近隣のビジネスホテルを予約したという。
「新幹線が運休すると、もはや移動を諦めて泊まることを考える人も多い。そういった人々が一斉に近くのビジネスホテルなどを予約するので、ホテルの料金が一時的に高くなることもあります。つまり急遽泊まりになる場合は、できるだけ早くホテルを予約したほうが安く済む。想定外の出費を極力抑えるためにも、迅速な対応は重要です。
以前、仙台で乗る予定だった新幹線が運休した時は、翌日に重要な仕事の予定もなかったので、とりあえずホテルに泊まることにして、駅ですぐにスマホで予約しました。自分としては早く動いたつもりだったんですけど、結構部屋が埋まっていたのを覚えています」
「駅で待ち続けない」というスタンス
日本全国を旅するのが趣味だという自営業のBさん(30代男性/埼玉県在住)は、乗る予定だった新幹線が運休となってしまった時、「在来線を乗り継いで移動する」ことを考えると話す。
「自分がどこにいるか、どこまで移動しなければならないかで、対処法も変わってくると思うんですが、運休が長引きそうな場合は、その近くの比較的大きな駅を調べ、そこから特急電車や高速バスなどといった代替手段がないか考えます。
もちろん、豪雪などで付近一帯の交通網がダメになってしまった場合は別ですが、僕は何もせずに復旧を待ち続けるよりはいいというスタンスです」(Bさん)
AさんとBさんに共通するのは、「駅で待ち続けるのはあまりよくない」という点だ。