ノズルの先端から噴射される水流によって口腔内を洗浄する「口腔洗浄器」。歯ブラシでは取り切れない歯と歯の間の歯垢や汚れを除去し、歯茎をマッサージできるなど、口腔ケア意識の高まりとともに、愛用する人も増えているようだ。その一方で、イメージ先行で購入して使ってみたものの、「想像と違っていた」という人もいる。そんな利用者たちのリアルな失敗談を集めた。
水圧に圧倒されてしまい、洗面所が水浸しに
商社勤務の30代女性・Aさんは、食べかすや口臭が気になり口腔洗浄機を購入したものの、水圧に圧倒されてしまったという。
「口の中で水が暴れ回り、喉や頬の内側に当たる状態にびっくりしてしまいました。しかも跳ね返りの水で洗面所も水浸しになって最悪でした。さじ加減がわからず、歯茎は痛くなるうえ、歯茎からも血が出てしまいました……」
同じ商品を愛用する同僚に、ありのままに起こったことを話したところ、笑われてしまったそうだ。
「同僚からは、歯磨きの時みたいに口を開けずにすぼめるようにして閉じて使うことを説明されました。ちゃんとした使い方をすれば問題ないから、もう少し続けるようにとアドバイスも受けました。とはいえ今は排水溝や窓の溝の汚れを取るための、高圧洗浄機として使っているなんて言えませんよね……」(Aさん)
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