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【日タイ逆転】増加する訪日タイ人、「体験」を楽しむ富裕層たち 一方でタイを訪れる日本人や日本企業駐在員は減少、“夢の定年後移住”が暗転した人も

タイ人の富裕層向けサイト「HiSo Japan」

タイ人の富裕層向けサイト「HiSo Japan」

偽物が少ない日本の「KOMEHYO」が人気に

 それに加えて、意外なものがよく売れている。

「富裕層のお目当ては“ハイブランドのセカンドハンド(中古)”でしょう」(同前)

 日本は偽物が少ないため、高価商品の中古を販売する「KOMEHYO」などが人気だという。購入品をタイで売りさばく“転売ヤー”もいるそうだ。人気を受け「KOMEHYO」はタイに進出。現地で5店舗を構えるまでになっている。

 スポーツ用品メーカーのアシックスが運営するシューズ・ブランド「オニツカタイガー」の店舗も人気スポット。タイの前国王が履き、人気に火がついたといわれる。

「売れ筋はタイのブランド『ドイトゥン』とのコラボ商品で、レディースはもう売り切れですね」(銀座店スタッフ)

 観光庁の「訪日外国人消費動向調査」によれば、2023年に来日したタイ人観光客の一人あたり旅行消費単価は19万3409円。中国人の32万125円には及ばないが、韓国人の10万6312円、台湾人の18万9116円を上回る。

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