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【「趣味は音楽鑑賞」と言わなくなった若者たち】音楽を積極的に聴かないZ世代のリアルな声「趣味にするのはコスパが悪い」「音楽に詳しくても得しない」

若者の「音楽との接し方」に変化も(イメージ)

若者の「音楽との接し方」に変化も(イメージ)

「趣味はなんですか?」という質問に対して、定番の回答の一つが「音楽鑑賞」だろう。しかし、ここ最近、自己紹介で「音楽鑑賞が趣味だと答える若者はほとんどいない」と語るのは、当のZ世代の若者たちだ。推し活ブームで世界的にアイドル人気が高まり、ライブやフェスに足を運ぶ人たちも多いなか、なぜそうした傾向が見られるのか? リアルな声を聞いた。

友達と音楽の話をする機会はほとんどない

 都内の大学に通う男性・Aさん(学生・19歳)は、「音楽を趣味にするのはコスパが悪い」という。

「大学生になってから音楽の話を友達とする機会はほとんどないです。音楽をきっかけに人間関係が広がることがない、というか……。だから、音楽マニアになって、洋楽やインディーズバンドとかに詳しくなったとしても、趣味としてコスパが悪いと思うんです。周囲の学生も、基本的にはApple MusicやSpotifyなどのサブスクでトップ100に入っているようなアーティストしか聴かない。

 演習や英語のクラスなどで自己紹介をする機会があっても、『音楽鑑賞が趣味です』という人はいませんでした。代わりに『K-POPアイドルが好きです』とか『ミセス(※Mrs. GREEN APPLE)のファンです』『King Gnuが好きです』とか、そういう学生が多いですね。それ以外は、それぞれのアイドルとかVTuber、アニメアイドルとか、マニアックなものを個人的に聴いているんじゃないでしょうか」(Aさん)

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