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投資
伝説のプログラマーが説く「メタトレンド投資」の極意

「リーマン・ショックも実質ノーダメージで乗り切った」エヌビディア株をいち早く見出した投資家・中島聡氏が説くガチホの重要性 長期保有のために「メタトレンド+推し」という2つの軸で構えよう

「メタトレンド+推し」という2つの軸でどんと構える

 朝起きてまずチェックするのは、株価チャート。LINE の通知やSNSの更新よりも、保有資産の増減が何よりも気になってしまう。

 仕事中も、トイレに行くたびにスマートフォンを取り出し、株価アプリを立ち上げてしまう。保有資産が増えていれば、その日は気分が良く、仕事もはかどる。しかし資産が減っていれば、仕事も手につかず、ため息ばかり。

 投資をはじめてみたものの、日々の株価の変動や保有資産の増減に一喜一憂している人は少なくないでしょう。

 しかしメタトレンド投資、そして推し投資を実践しているのであれば、日々の株価の値動きに振り回される必要はまったくありません。

 メタトレンド投資は時代の大きな流れをとらえ、その流れに乗る企業に投資する手法です。そして、推し投資は応援したいと心から思える企業に投資をするという、これまた長期的な視点に立った投資スタイルだからです。

 あなたが投資をするのは、自分が納得するまで調べ上げ、将来の成長性に納得し、惚れ込んで選んだ企業です。だからこそ、5年、10年と長期保有できる自信が湧いてくるのです。

 投資の判断軸は「将来、大きな成長が見込まれるメタトレンドに乗っているか」。そして「その企業やサービスを『推し』として、長期的に応援し続けられるか」。この2つの軸が明確であるならば、短期的な株価の変動は誤差の範囲と言っても過言ではありません。つまり、日々の株価の変動は些末なノイズにすぎなくなるのです。

 そもそも株価というものは日々、上がったり下がったりを繰り返すものです。過度に株価の動きを気にすると、その乱高下に翻弄され、精神的にも疲弊してしまいます。良いことは何もないので、私は株価のチャートを毎日チェックすることはありません。

 せっかくメタトレンド投資と推し投資をするのですから、日々の値動きに一喜一憂せず、どんと構えるようにしましょう。

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